過去の国際セミナー

開催予定
セミナー
開催日付
セミナー名
講師
2024年
1月12日㈮~15日㈪
内臓マニピュレーション1(VM-1)
主催:BARRALINSTITUTE JAPAN
Damian Kitcheman D.O.
5月3日㈮㊗~6日㈪㊗
内臓マニピュレーション2(VM-2)
主催:BARRALINSTITUTE JAPAN
Damian Kitcheman D.O.
10月11日㈮~10月14日㈪㈷
バラルD.O.国際セミナー
『脳への手技アプローチ2 A Manual Approach to the BrainⅡ』
Jean-Pierre Barral D.O.
現在アーカイブ配信のみのご案内
Ron Mariotti N.D.
延期
内臓マニピュレーション4 ≪VM-4≫
主催:BARRALINSTITUTE JAPAN
当面の延期
Matias Fernando Chahab P.T.,D.O.
開催終了
セミナー
開催日付
セミナー名
講師
2005年
5月2日~5日
トルクアンワインド&FPR・セミナー
エレーン M. ワレス D.O.
2007年
9月29日~10月2日
オステオパシーの診断と治療
アラン・クロアビエD.O
4月29日~5月2日
内臓マニピュレーション
上級セミナー
ジャン・ピエール・バラルD.O.
2008年
11月1~3日
被膜・筋膜マニピュレーション
四肢テクニックセミナー
ジャン・ランブルーD.O.
2010年
5月2日~4日
末梢神経マニピュレーション・セミナー
アラン・クロワビエD.O.
9月24日~26日
頭蓋システム及び頭蓋仙骨システムの
診断と治療・セミナー1
ジャン・アルローD.O.
2011年
12月10日~13日
頭蓋システム及び頭蓋仙骨システムの
診断と治療セミナー2
ジャン・アルローD.O.
2012年
5月3日~6日
内臓血管神経マニピュレーション
アラン・クロワビエD.O.
11月10日~13日
頭蓋システム及び頭蓋仙骨システムの
診断と治療・セミナー3
ジャン・アルローD.O.
2013年
4月28日~5月1日
新マニピュレーション・アプローチ
【上肢】
ジャン・ピエール・バラルD.O.
11月1日~4日
頭蓋システム及び頭蓋仙骨システムの
診断と治療・セミナー4
ジャン・アルローD.O.
2014年
4月26日~29日
新マニピュレーション・アプローチ
【下肢】
アラン・クロワビエD.O.
10月31日~11月3日
頭蓋システム及び頭蓋仙骨システムの
診断と治療・セミナー5 終了
ジャン・アルローD.O.
2015年
4月26日~29日
小児の診断と治療セミナー
二セット・セルゲエフD.O.
9月20日~23日
顎関節の診断と治療
アラン・リニオンD.O.
2016年
5月2日~5日
新マニピュレーションアプローチ
脊柱・肋骨・骨盤
ジャン・ピエール・バラルD.O.
Ghislaine VULLIET D.O.
10月7日~10日
内臓オステオパシー
泌尿生殖器セミナー
Dr.ジェロム・バティストD.O,M.D.
2017年
5月3~6日
自律神経失調症へのオステオパシー
フィリップ・ブルディノーD.O.
10月7~9日
バイブレーショナル
ヒューマンセミナー
ヴァンソン・ベネデットD.O.
2018年
5月3~6日
脳神経・脳血管マニピュレーション
ジャン・ピエール・バラルD.O.
Ghislaine VULLIET D.O.
10月5-8日
癌に対するオステオパシー
ジェローム・バティストM.D.,D.O.
2019年
5月3-6日
バイブレーショナル
ヒューマンセミナーⅡ
ヴァンソン・ベネデットD.O.
2020年
新型コロナウイルスパンデミックにより、国際セミナーすべて中止
2021年
7月17日㈯・18日㈰
※座学のみZoomにて
内臓マニピュレーション1 ≪VM-1≫
主催:BARRALINSTITUTE JAPAN
Damian Kitcheman D.O.
11月21日㈰
11月28日㈰
【Zoom】COVID-19セミナー
主催:BARRALINSTITUTE JAPAN
Ron Mariotti N.D.
2022年
10月7日㈮~10日㈪㊗
バラルD.O.国際セミナー
『脳への手技アプローチ A Manual Approach to the Brain
Jean-Pierre Barral D.O.
12月2日㈮~5日㈪
内臓マニピュレーション1 ≪VM-1≫
主催:BARRALINSTITUTE JAPAN
Kirsty Cousins D.O.
2023年
5月3日㈬㊗~5日㈮㊗
傾聴1 ≪LT-1≫
主催:BARRALINSTITUTE JAPAN
Matias Fernando Chahab P.T.,D.O.
11月23日㈭㊗~26日㈰
オステオパシー総合診断法セミナー
Osteopaty General Diagnosis
Alain CROIBIER D.O.
新生JOMAの国際セミナー
バラルD.O.の最新治療(体幹編)を受けて

嶋田 龍太郎
Diploma d`Osteopathe
新生JOMAの国際セミナー
日本橋はコレド室町の瀟洒な通りをまっすぐに、少し歩くと、レンガ作りの古風で立派なビルにいたる。このビルの7階、新生JOMAの自前の教室で、G.W.の4日間、世界的権威バラルD.O.による「新マニュピレーションアプローチ(体幹編)」のセミナーが開催された。
他団体からも数多く参加者が出て、けして小さくない、その会場は、満員御礼、熱気にあふれる状態であった。この団体特有のオープンでフレンドリーな雰囲気そのままで、初心者からベテランまで皆、熱心に講義を受けた。
バラル先生やアシスタント役のジスレンヌD.O.は、全ての参加者に対して、何度も、直接手を取り、身体に触れて、笑顔を絶やすことなく、生徒に教えを授けた。創始者スティルや頭蓋治療創設者のサザーランドとならび賞される世界的権威から直接教えを受け、直に質問をし、楽しく時を過ごすことはそう多くはない貴重な体験で、本当に素晴らしい時間を参加者は過ごすことができた。
 バラル先生は、傾聴による診断も、電磁波レベルでの対応も含め、かなり高度な話を語り、身体へのアクセスも膜のみならず、皮膚・筋・靱帯・神経・血管その他全ての構造への処置として体系立てられた、まったく新しいアプローチについて多くの教えを授けた。

さらに、このバラル先生最新の治療法において、今回JOMAでは日本初の公認インストラクターが誕生した。バラル先生が自ら患者役までこなし、直接試験をして下さった。
特に、2人の受験者について、その診断技能を高く評価し、パーフェクトでの合格を与えて絶讃した。その夜の会長との食事でも、バラル先生はその試験で示された技量レベルを絶讃し、何度も驚きを口にした。しかも、翌日、講義冒頭に、参加者の前で再び賛辞を示した。
「昨日私は2人の同僚を試験した。そこで示された技量はとても高度で素晴らしく、本当に驚いた。ヨーロッパで行ってもここまでのものは、なかなか見られない。とてもよかった。」

ここで賞賛された公認インストラクター達は、バラル先生の提案で始まった、日本初の海外カリキュラム教育機関SAJの卒業生であり、フランスの国家資格であるオステオパスの認定校ATSAのディプロマを取得している。
バラル先生が主宰するオステオパス(ディプロマ取得者)向けの高度専門教育機関BOTOとJOMAの正式提携がセミナー最終日に発表されたが、このSAJ卒業生は、現在、オステオパスD.O.取得のための論文過程に進んでおり、今後、オステオパスとして活動する際に、さらに高度な教育を受けるためには、このSAJ基準(多くの日本のオステオパシー学校はその基準の半分レベル)のディプロマがスタンダードとなり、必須となることは間違いないように思われる。

しかし、まだこのレベルに達していない、多くの手技療法家に対しての教育機関としてJOMAの国内セミナーがあるが、実はこのJOMAがバラル・インスティチュートの日本支部であることはあまり知られていない。今後、新生JOMAでは、バラル・インスティチュートのカリキュラムを取り入れたり、海外からの講師派遣を受けたりして、各種認定セミナー・試験を行う予定である。

バラル・インスティチュートは有資格者対象の世界水準の基礎教育機関であるSAJ、ディプロマ取得者向けの高度専門教育機関BOTOと、この新生JOMAではオステオパシーについての一貫した教育体制が確立することになる。その最初の第一歩が、このバラルセミナーで初めて明かされた。

参加者は、バラル先生の高度な講義内容とともに、彼のJOMAへの愛、その手厚いサポートを目の当たりにした。そしてJOMAの活動の実際を知り、穏やかかつ親切で熱心な雰囲気を体験し、まさに今、日本のオステオパシーの歴史的な転換点に参加していることを実感することになった。

現在、SAJでは三期生を募集しているが、「この波に乗れるかどうか、それが今後の自分のオステオパシー人生を大きく変える」という感想を、少なくない参加者が胸に刻んだ。

このG.W.のバラルセミナーは、そんな熱意と希望にあふれるセミナーであった。